いくらまでなら飲食代は交際費として認められるのか?

      2016/11/10



納豆汁という味噌汁があります。それほど納豆を食べないと言われている関西や九州では馴染みがないかもしれませんが、雪国では常食です。もともと納豆汁は保存食だったそうです。東京のスーパーでは見かけたことはありませんが、雪国のスーパーに行くと「納豆汁の素」という商品が陳列されています。

因みにアマゾンでも販売されています。

さて、今回は交際費と飲食代の関係について記載します。

「交際費で落とす」とは、よく聞く言葉ですが、飲食代が交際費としてどれくらい計上できるかについて、簡単に説明します。

そもそも、交際費とは?

まず、そもそも接待費とはなんだ?ということが問題になりますが、

交際費等とは、交際費、接待費、機密費その他の費用で、法人が、その得意先、仕入先その他事業に関係のある者等に対する接待等や贈答その他これらに類する行為のために支出する費用

のことです。

逆に説明すると、従業員の慰安のために行われる運動会、演芸会、旅行等のために支出する費用は交際費にはあたらないということになります。

得意先や仕入先との飲食代は全て交際費になるのか?

結論から言うと、全ての飲食代が交際費になるかどうかは金額によって異なります。また、会社の資本金の大きさによっても取扱いが違います。

資本金が1億円超の会社の場合

この場合、接待飲食費のうち50%を経費として計上できます。経費として計上できるので、利益が減少し、支払う法人税も少なくなります。

ちなみに接待交際費とは

交際費等のうち、飲食その他これに類する行為のために要する費用(専らその法人の役員若しくは従業員又はこれらの親族に対する接待等のために支出するものを除きます)

のことを言います。

8094616300_d01dfed09b_zPhoto credit,Alexandre Moreau

資本金が1億円以下の会社の場合

資本金が1億円以下の会社の場合には、下のアとイのうち、大きい金額を交際費として計上できます。

ア 接待交際費の50%の金額
イ 交際費等の金額のうち、800万円


このことから、資本金1億円以下の会社の場合には、交際費等のうち800万円までは必ず経費として計上できる、接待交際費にあたる飲食代が1,600万円以上あればアを選択した方が支払う税金が少なくなる、ということがわかります。

接待交際費(出所:国税庁公表資料より一部抜粋)

いずれにしても接待交際費を巧く利用すれば、会社にとっては経費として計上できるメリットがあり、飲食店にとっては売上を増加させるチャンスがあり、WIN:WINの関係を築くことができます。



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