FCは儲かる?有名な飲食フランチャイズ店の平均年商は?

      2018/06/28



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フランチャイズ店の年商を知らない人は多いのではないかと思います。

例えば、顧問先にFC店のある税理士などは店舗ごとの細かいデータまで掴んでいるのが通常ですが、それ以外の人でFC店の売上まで知っている人は多くないはず。

そこで今回は、有名FC店の1店舗あたりの売上高(年商)を調べてみました。

脱サラしてFCオーナーを考えているサラリーマンや、新規事業で飲食業へ進出しようとしている会社、事業ポートフォリオの構築で飲食業を検討している経営者の参考になればと思います。

フランチャイズ1店舗あたりの平均年商は?

この記事ではフランチャイズ1店舗あたりの平均年商をリサーチしていますが、この平均年商は外食産業データ集2014(公益財団法人 食の安全・安心財団)を基に集計・作成しています。

FCの売上だけを集計してもデータとしては利用価値が高くないので、直営店とも比較してみました。

お食事系フランチャイズの平均年商は?

まずはお酒をメインとしない食事だけのフランチャイズ店の平均年商の一覧です。

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坪あたりの売上高(月商)も見ないとハッキリとしたことは言えませんが、それでも1店舗あたりの年商が1億前後というのは良い数字だと思います。

びっくりドンキー、王将、大戸屋すごい。

※ 表では大阪王将となっていますが、わかりやすく大阪王将と表記しただけで、実際はイートアンドで大阪王将の他に、よってこや、太陽のトマト麺が含まれます。

またペッパーフードのFC1店舗あたりの年商の低さが目立ちます。

利益ベースで2,000万円であれば良い数字ですが、年商ベースで2,000万円というのは経営的には厳しくなっているはずで、最終損益ではサラリーマンの給与と同水準またはそれ以下になっていると思います。

ペッパーフードを深堀

ペッパーフードのFC1店舗あたりの平均年商の低さが気になったので追加でリサーチしてみました。

出店費用は会社のwebサイトを基に作成しています。

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FC1店舗あたりの平均年商が2,000万円で、出店費用(通常)は2,500万円。厳しい数字です。

ロイヤリティは、利益の有無にかかわらず売上の3%。

しかも直営店1店舗あたりの平均年商は5,200万円で(参照:外食産業データ集2014)、FCの平均年商と2倍以上の差があります。

いずれにせよ、本部は儲かる仕組みになっているようです。

居酒屋系フランチャイズの平均年商は?

次に居酒屋系フランチャイズの1店舗あたり平均年商を一覧にしました。

※ 売上の単位は百万円

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※ はなの舞、甘太郎については代表的なお店の名前で表記しましたが、はなの舞はさかなや道場なども運営するチムニー、北海道なども運営するコロワイド東日本

これも坪当たり売上高(月商)で一覧にできないのが残念ですが、塚田農場については坪当たりの月商を試算してみました。

塚田農場を運営しているエーピーカンパニーのwebサイトをみると、30~50坪程度の物件を募集しているので、お店のキャパもこれくらいの大きさでしょう。そこで1店舗の平均坪数を40坪として坪あたりの月商を試算すると、約197,000円/坪月商になります。

ちなみに、日経レストラン2016年1月18日の記事でエーピーカンパニーの社長が次のようなコメントをしているので、この試算もあながち間違いではないはず。

問 「塚田農場」は既存店売上高の前年割れが続いています。

答 よく指摘されますが、適正水準に戻っただけと見ています。現在、1席当たりの売上高は10万円で、坪月商で20万円ありますから、十分に売り上げています。ただ2~3年前は東証1部上場やメディア露出があって、1席当たり12万円になっていました。このときと比較すると、落ちているというわけです。

で、このコメントから塚田農場は1坪に2席配置していること、1店舗約80席で運営していると推測できます。

居酒屋系FC店と直営店の年商の差は?

せっかくなので、FC店と直営店の年商を比較してみました。これを見れば、FC店に対する本部の熱意と面倒見の良さがわかるかもしれない。

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まずすぐにわかることは、すべての飲食店でFCよりも直営店の平均年商の方が高いということ。

でも、これはある意味やむをえないと思います。なぜかと言うと、マーケティング力に差があるからです。マーケティング力は本部の方が高くて当然。

とは言っても、直営店とFCは同じノウハウで店舗運営しているので年商が2~3倍違うというのは、ちょっと疑問です。なにか理由があるはず。

最も大きな理由はFC店に対する本部の経営方針だと思いますが、他の理由を勝手に推測すると、例えば、養老乃瀧の本部はロイヤリティによって安定した収益があり将来に向けた投資ができるけれど、FC店はブランドイメージが古すぎて集客出来ない結果、資金がない。したがって、改装を含めて将来に向けた投資ができない。この差が平均年商が約3倍も違う一因になっているのではないかと推測します。もちろん、その他の理由もあるはずで、それらが複雑に絡み合っていると思う。

フランチャイズ契約をするときに、このようなデータも念頭におけば、脱サラ後FCで独立して失敗する可能性や、新規事業で飲食業に進出して失敗する可能性を少しは低くできると思います。

まとめ

・FC店でも平均年商が1億を超える店舗がある。

・1店舗だけの経営の場合、年商数千万円では経営が厳しい。特に東京の場合。

・直営店とFC店の平均年商が2倍から3倍違う飲食店もある。

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