【節税⑥】未払分を計上して節税する!

      2016/05/25



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誰でも“節税”という言葉をご存じだとは思いますが、節税に似た言葉に“租税回避”という言葉もあります。

この租税回避とは、“課税要件の充足を避けることによる租税負担の不当な軽減または排除する行為”と説明されることがあります。

でも、この説明はちょっとわかりづらいです。ハッキリ言って、租税回避についての明確な定義はないようです。脱税とも違います。

これを説明するのは難しいですが、ざっくり言うと、やりすぎた節税または凝りすぎた節税とでも言っておきましょう。

さて今回も税理士による節税シリーズです。今回説明する節税方法も、飲食業に限ったものではなく、他の業態でも活用できるので経営者・管理職の方は知識として頭の片隅に置いておいても損はありません。

キホンのキとも言える節税方法です。

未払い分を計上して節税する!

未払い分(未払費用・未払金)とは、その名のとおり、支払っていないお金のことです。

未払い分を計上して節税するということを仕訳にしてみてみます。

○○ / 未払費用 or 未払金

○○の部分には費用項目が計上されます。費用項目が計上されると、利益が減少します。結果として、支払う税金も減少するという仕組みになります。

未払金や買掛金の計上漏れを計上する

決算期末に請求書は届いたものの、未だ計上されていないものもあるはずです。

例えば、PCを購入した分の請求書や、仕入先からの請求書ということが考えられます。

これらが計上されていないならば、未計上分を計上すると利益が圧縮されます。その分、節税に繋がります。

例えば、
仕入 100/ 買掛金 100

未払費用・未払労働保険・未払の社会保険

この未払費用、労働保険、社会保険についても決算期末に未払い分があるならば、計上してしましましょう。

その分、利益を圧縮でき、節税に繋がります。

このような未払い分の計上による節税方法は、キホンのキの方法で、市販されている多くの節税本に載っています。それくらいメジャーな方法です。

豆知識

最後に、未払費用と未払金の違いについて説明します。

未払金は、支払期限が到来しているけれども、未だ支払っていない債務です。

例えば、2月末が支払期日の利息300を3月末時点で支払っていない場合は、3月末に未払金300を計上します。

未払費用とは、支払期日が到来していないけれども、費用として発生しているものです。

例えば1月から6月分の利息600を6月末に支払うことになっているとします。

このとき1月から3月分の利息300を、未払費用として3月末に計上します。

これが未払金と未払費用の違いです。

※ 未払い費用を計上するのは節税につながりますが、架空経費を計上すれば脱税になりますので混同しないでください。

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参考:【節税⑦】固定資産を見直して節税する!

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