立地の悪さをカバーする飲食店の強みをまとめて暴露するよ!

      2018/05/13



さて今回は飲食店の立地のについてのお話です。今回のがっちりマンデーでは「2.5等立地の儲かり店」!営業ギリギリの場所なのに大行列!?だったので、内容をまとめつつ、がっちりマンデーでは、触れられていない点についても簡単にまとめてみました。

飲食店の立地、2.5等立地とは?

言うまでもなく、飲食店にとっては立地が経営の要の1つであって、味はそこそこでも立地が悪いために経営が傾くという店舗はたくさんあります。

飲食店の立地を1等地、2等地、3等地に分けるとすると、2等地は駅から200m以上離れたエリアで、3等地はそもそも勝負にならなエリア。2.5等立地とは、その2等地と3等地の中間的な立地ということ。

がっちりマンデーでは、その2.5等地に立地する飲食店のノウハウや強みなどついて特集していたので、まずはその内容をまとめてみました。

12129629546_1f19a6eb06_zPhoto Credit:Peter Thoeny

神田の飲食店、ヴィノシティ

東京神田の2.5等立地に店舗を構えるヴィノシティは、月商750万円から800万円。店舗は地下1階にあり、坪当たり家賃は1万5千円で、広さは18坪35席です(ぐるなびでは、40席となっています)。

月25日営業とすると、1日あたりの売上は32万円になります。営業時間は15時から朝までなので約13時間といったところです。営業時間は長いですね。

神田の2.5等立地に出店した理由は、店舗の前にカフェベローチェがあったからだそうです。ベローチェの集客力の高さに注目して、ベローチェの前の立地を選んだとのこと。

ベローチェのマーケティングやリサーチ力を頼りにして、出店コストを削減したとも言えます。

ヴィノシティーに限らず、このような大手企業のマーケティングやリサーチ力を頼りにして、その近くに出店するという手法は珍しくありません。いわゆる、便乗型マーケティングです。この手法で有名なのは、ラーメンチェン店の日高屋です。日高屋の店舗もマックなど有名店舗の近くに立地しています。

石神井公園のPizzeria、ピッツェリア ジターリア ダ フィリッポ

東京石神井公園の2.5等立地に店舗を構えるのはピッツェリア ジターリア ダ フィリッポ。15坪で月商500万円程度。

石神井公園という、決してメジャーとは言えないエリアの、しかも2.5等立地に出店を決意したのは、お店の前の通りが、地域の抜け道的な通りで、人通りがあるからだそうです。

ただ“人通りがあるから”という理由だけで出店しても、経営が成り立つとは限りません。

フィリッポには他のPizzeriaが簡単には真似できない強みがあります。それは、オーナーの方がピザの世界的なタイトルを保有していることです。

その経歴を強力な武器として、口コミが発生しそうな近隣の歯科医、整骨院、美容院等に営業を仕掛けると、見事にハマり、噂が広がり、人気のお店となりました。

博多の飲食店、地球屋

博多駅から、782mに立地する地球屋。782mという立地は、むしろ、悪いと言えます。店内は23坪で月商250万円程度のようですが、過去最高600万円を計上しています。坪単価5,000円/月で、家賃は115,000円/月。

地球屋という名のとおり、多国籍料理店なので、50か国以上の料理を堪能できます。

ただ地球屋の強みは、他にあるように感じます。地球屋の強みは、料理の数ではなくて、その営業力です。

具体的に言うと、新規のお客さんには、3杯から4杯飲んだところで、名刺交換をします。その後、名刺に記載されてある住所宛に来店御礼のハガキを送付します。

この営業方法は、他の業界からすると、決して珍しいことではありませんが、地道に継続しているようです。

横浜の飲食店、なんじゃもんじゃカフェ

上で紹介した立地の不便さとは、意味合いが違う立地にある、なんじゃもんじゃカフェ。

リンク先で確認できますが、カフェは木の上にあります。

http://nanjya.jp/cafe/

店舗のある土地は、会社が所有しているため、家賃は発生しません。

がっちりマンデーでは、月商などの数字は公表されませんでしたが、利益は出ていると思いますが、金額はそれほど大きくないと思います。なぜなら店舗のキャパが小さいからです。

飲食店の立地と回転数

がっちりマンデーを見ていて気になったのは、飲食店の立地に関しては触れられていましたが、店舗の回転数には触れられていなかった点です。

一般的に、飲食店の立地は回転数に影響します。通常は、立地の悪さは回転数に響きます。なぜかと言うと、夜が深まるにつれ、終電が近づくにつれ、お客さんは駅の方向に向うからです。

1次会を駅近で開催して、2次会を駅から遠いお店で開催するというのは、それほどないはずです。

上場会社が経営する飲食店の場合も、立地が良いとは言えない店舗が回転せずに(収益が上がらずに)減損対象となることがあります。

いずれにしても、飲食店にとって立地は大切ですが、立地と回転数はセットで考える必要があるということです。

飲食店の回転に関連して、在庫回転日数について知りたい方は下の記事がオススメです。

高級イタリアンと回転寿司の在庫回転日数はどれほど違うか?



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