【最新】飲食店の売上高営業利益率ランキングを発表!

      2017/05/17



meal-918638_640

先日、マックの月別売上高伸び率データをみましたが、減少率がビックリするほど酷い数字になっていました。

マックの業績悪化の原因は品質管理にあったというのが定説ですが、そもそも品質管理に問題が発生した原因は従業員管理にあったはず。

品質管理=従業員管理です。

話は変わって、ちょうど1年前の2015年2月に飲食店の売上高営業利益率ランキングについて記載した記事をアップしましたが、2016年版が帝国データバンクより公表されましたので、今回は最新のランキングをアップします!

前回のランキングは以下のリンク先にあります。

参考:飲食店の売上高営業利益率ランキング

飲食店の売上高営業利益率ランキング

売上高営業利益率=営業利益÷売上高×100

売上高営業利益率というのは上の計算式で計算されるわけですが、そもそも営業利益というのは本業による儲けを意味していて、売上高営業利益率は本業による収益性を示しています。

したがって、売上高営業利益率が高いということは本業による収益性が高い、別の表現をすると、飲食業による収益性が高いということ意味して、また収益性が高いとは、簡単に言うと、効率的に儲けているということです。

※ そもそも営業利益とかPLに詳しくない方は下のリンク先の記事をお勧めします。

参考:会計士が教えるビジネスマンのための財務諸表の見方と読み方

2016profitranking(出所:帝国DB 全国企業あれこれランキング2016)

この図をみればわかりますが、前回に引き続き、今年もまた、ひらまつがダントツで、ぶっちぎって1位でした。2位と圧倒的な差になっていて、これもまた前回と同じ状況です。

売上高営業利益率が1位ということは、ひらまつが1番効率的に儲けているということを意味しています。

これだけ2位と差があるので、おそらく来年もまたひらまつが1位になるはず。

通常の飲食店が短期的にひらまつの売上高営業利益率を追い抜くのはほぼ不可能に近くて、ブランディングと合わせて長期的な戦略を実行する必要があります。

もちろん、このランキングで1位になること自体は目的ではないですが、店舗としてのブランディングは当然に意識しておくべきで、これがいずれ価格に影響を与えます。

2位以下を見ると、全体的に売上高営業利益率は去年よりもやや上昇気味で、10位は11.8%ですが24位の宅新開発が10%で、ほぼ団子レース状態になっています(10位以下の記載は省略)。

ひらまつさんをも少し詳しく

せっかくひらまつさんのお話になったので、簡単に財務数値をみてみます。

以下の図表は、リンク先に記載したデータを加工しました。

参考:あの人気飲食店の人件費率とFLコスト、給与はどれくらいか?

売上高営業利益率が高いということは、逆に言うと、原価と販管費を抑えているということですね。
hiramatsu

ひらまつの原価率は、それほど特徴的ではないですが人件費率、FLコスト(原価率+人件費率)の低さが目立ちます。このFLコストの低さが、高い利益率の裏返し。

sala01

で、ひらまつの人件費率は12%になっていますが、上の図をみればわかるように給与があり得ないくらい低いというわけではない。ただ平均年齢が若い分、若干人件費は抑えられています。

人件費は固定費なので、売上が伸びると自ずと人件費率は低くなります。ひらまつの人件費率が低くなっているのは、若手を活用して人件費を抑えつつ、それなりにお店が回転して売上を伸ばしているから(必然的に人件費率は低下)だと思います。

ちなみに、全ての飲食店の家賃比率が、足並みを揃えたように約10%になっています。通常、飲食店の家賃比率は10%程度を目途にするので、売上予測と合わせて許容できる家賃・物件を探しています。

ひらまつの場合は多少賃料の高めのところに出店しても、お店を回転させて売上を伸ばせば家賃比率を10%程度に抑えられるので、結果として、採算がとれるという読みがあるはず。通常の飲食店がひらまつと同じ場所に出店すれば、家賃比率は10%では済まない。

おまけ ライバル店の年商をリサーチする方法

競合店分析をするときなど、ライバル店や競合の年商をリサーチしたいときがあります。上場企業の場合は情報開示されているので簡単に年商を知ることができますが、未上場企業の場合は情報開示されていないので、その年商を知ることはできない。

帝国DBから入手する情報は、会社全体の年商しか知ることができないはずですね。

そのときは上で説明した家賃の10%ルールから逆算します。そうすれば店舗ごとの年商の近似値を知ることができます。

例えば、競合が入居している物件の賃料情報をネットやレインズなどから入手することができます。その賃料を10%で割ります。これで年商の近似値を計算できます。

この方法は、万能ではないけど、結構使えます。

※ もう少し突っ込んでお話すると、集客の高い人気物件や人気エリアの場合には、家賃比率が10%には収まらないということが起こりえます。こうした物件にお店を構える店舗では、月商はかなり高いけれど、損益ベースでは赤字になることも珍しくない。

まとめ

今年の売上高営業利益率もひらまつがダントツの1位。おそらく来年もひらまつが1位。

日経MJが飲食業調査で売上高営業利益率ではなく、経常利益率や売上高伸び率ランキングについて調査しました。その結果に独自情報を追加してリンク先の記事でまとめました。

【日経Mj】飲食業調査による売上高成長率ランキングの結果は?

超最新の売上高営業利益率は下のリンク先より確認できます。

【保存版】飲食業の売上高営業利益率ランキング

この記事が気に入ったら、シェアして頂けると嬉しいです!

Facebookの"イイネ!"をクリックすると、最新の更新情報が届きます!



レコメンド

1
【保存版】無担保・無保証で借入する!その制度融資とは?(利用者の声あり)

起業や開業をするとき、または既に会社を設立している経営者が新規事業を開始するとき ...

2
月刊誌【飲食店経営】11月号の特別企画に掲載されました。

飲食店経営2016年11月号の特別企画で、私の事務所で執筆したマイナンバー実務に ...

3
飲食店経営における管理会計とKPIのキホン

誤解の多いところですが、会計には3種類あります。 その3つの会計とは、財務会計、 ...

 - ランキング, 飲食店経営, 飲食店経営番外編, 飲食業界レビュー