【保存版】飲食業の売上高営業利益率ランキング

   



飲食業の営業利益率について

以前記載した売上高営業利益率ランキングのなかで、2位との圧倒的な利益率の差から、次回もまた同利益率の1位はひらまつだろうと予想していましたが、なんと直近のランキングでは1位が入れ替わりました。

【最新】飲食店の売上高営業利益率ランキングを発表!

そこで今回は、新たに1位になった会社と最新のランキングに加えて、ひらまつが1位から陥落した原因について紹介します。

また新たに1位になった会社にも、驚くべき事実がありましたので、その点も踏まえて簡単に紹介します。

※ ランキングのデータは帝国データバンクの「全国企業あれこれランキング2017」を参考にしています。

売上高営業利益率ランキングでひらまつが1位の指定席から陥落

それでは早速、最新のランキングを紹介したいと思いますが、まずは前年(2016年)の順位をおさらいします。

前年は売上高利益率24.2%で、2位以下に圧倒的な差をつけて、ひらまつがぶっちぎりの1位でした。

飲食店の売上高営業利益率ランキング’2017

2017年に公表されたランキングでは、ひらまつが1位の座から陥落し、ヴィジョネアグローバルがトップに躍り出ることに。

全体的に見ても、今回は去年圏外だった飲食店が躍進している会社が多いことがわかります。

ひらまつの売上高営業利益率が悪化した理由は?

去年は圧倒的な利益率で1位だったひらまつが首位を明け渡した原因についてリサーチしてみました。売上高営業利益率が悪化した原因については、会社が自ら公表していましたので、その原因を以下に転載します。

下の転載はひらまつが開示している有価証券報告書の中で確認することができます。

経費面において、期初におけるユーロ高や原材料費の高騰による原価率の上昇に加え、平成28年7月以降いよいよ本格オープンが間近に迫ったホテル、レストランの重要な基礎造りのための前向き且つ積極的な投資として社員の質・数共に充実を図ったこと、及びそれら新店開業費の負担が増大したことなどの影響により、昨年に比べ利益率が低下し減益となりましたが、これらはいずれも弊社が大きく成長していくために必要不可欠なものであります。

つまり、ユーロ高や原材料の高騰などが原価率、ひいては売上高営業利益率の悪化となったようです。実際に原価率がどれくらい悪化したのか確認してみました。

営業利益率に占める原価

前年に比べて原価率が3%高くなっていますが、売上高営業利益率の悪化は主に原価率の上昇が影響していることがわかります。

原価率が悪化している原因はユーロ高や食材の高騰という外部要因なので、これらが改善すれば営業利益率は24%程度に回復すると予想できますね。

因みに、原価以外の売上高に占める増減率はこんな感じです。

売上高に占める各項目の割合営業利益率に占める販管費

売上原価ほどの増減率はないとわかりますね。

1位に輝いたヴィジョネアグローバルとは?

ヴィジョネアグローバルは平成25年9月17日に設立されたばかりの会社で、まだ設立間もない会社です。

で、1位に輝いたわけですが、純粋な飲食店というよりも、イベントホール運営会社です。結婚式や、イベント、クラブへの貸し出しをしてたようですが、風営法に違反したこともあって売上高は徐々に悪化したとのこと。

結局、同社は2017年4月3日午後5時に東京地方裁判所より破産手続開始の決定を受けています。破産の事実は、同社の登記簿でも確認できます。

本日のまとめ

・2017年売上高営業利益率1位に輝いたヴィジョネアグローバルは既に破産している。

・去年売上高営業利益率で1位だったひらまつが今回2位に後退。主な原因は原価率の上昇。

2018年は、ひらまつが1位に返り咲くのではないかと思います。

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