7月の飲食業は倒産件数増加!その意外な理由とは?

      2016/03/20



girl-504315_640

参入障壁が低い業種というものは、どうしても競争が激化する傾向にあります。

飲食業界はもちろんですが、今やコンビニなども競争が激化しています。

ただ参入障壁が高い歯科医なども、最近は廃業が増えているようです。

さて今回は、飲食業界の競争激化に関連して、2015年7月の飲食業倒産件数を確認します。

データの出所はTSRの全国企業倒産状況を基にしています。

2015年7月の飲食業は倒産件数が増加

TSRの公表によれば、2015年7月の飲食業の倒産件数は、前年同月比で9%増加で、倒産件数としては71件倒産してしまいました。

倒産する究極的な理由というのは、一般的に、資金繰りの悪化にあるわけですが、資金繰りが悪化する理由は販売不振やコスト増加など様々あります。

ただ最近の倒産理由として特徴的なのは、資金繰り悪化以外の理由があるようです。

飲食業の倒産理由は?

上でも記載しましたが、倒産する理由は資金繰り難で、資金繰りが悪化する理由は様々あります。

今後も、資金繰りの悪化で倒産する店舗は後を絶たないはずですが、その他にも倒産してしまう理由があって、その理由による倒産は今後増加すると言われています。

その倒産理由というのは、人手不足です。

※ TSRでは、人手不足を後継者難型と求人難型と考えているようです。

実際、今の飲食業界は求人を出しても、人を確保するのは難しい。

この人手不足による倒産は、資金繰り悪化による倒産数には及ばないけれど、今後増加すると予想されています。

ただ全ての店舗が、人手不足に陥っているわけではなく、下の記事のなかでも記載しましたが、人徳のあるオーナーシェフなどのお店は人材確保には恵まれている店舗もあります。

参考:飲食業の離職率が高いのはウソ?

飲食業界に留まらず、他の業界でもそうですが、従業員やスタッフを資産ではなく、消耗品のように扱っていると、どんどん組織から人が離れていきます。

人手不足に対する焦点は、既に如何に外国人を採り、サービスを教育するかに移っている

飲食業で日本人を採るのは難しくなっていて、この傾向は今後増々上昇します。

日本人を採ることの代替策となるのは、当然のことながら、いかに外国人を採用し、いかに教育するかになるはずです。

現時点では、大手チェーン店や既に海外に進出している飲食店などは外国人を採用し教育することのノウハウを蓄積していますが、その他の飲食店では、まだそこまで対応できていないし、そんな余裕もありません。

ですが、その他の飲食店にとっても、倒産しないために、遅かれ早かれ、外国人(主にアジア人)を採用し教育することの必要性が高くなるはず。

飲食業の8月の倒産件数はどうなるか?

さてTSRが公表しているのは、2015年7月分までです。8月分は未だ未公表です。

一般的に、ニッパチは暇と言われていますが、8月の倒産件数が気になるところです。

そこで、2015年8月の倒産状況は現時点ではわからないので、前年の2014年8月の倒産件数を確認してみました。データは上と同じく、TSRの全国企業倒産状況です。

飲食店などを含むサービス業他が201件(同5.7%増)で増加に転じた。

※ ただ、この数値は飲食業だけではなく、他のサービス業も含まれている数値です。

参考:最近の飲食店の倒産事例を集めました。

参考:飲食店の9月の倒産状況を単純に推測してみた。

まとめ

今後も飲食業の倒産理由としては、資金繰りの悪化が最大の理由であることは変わらないけれど、人手不足による倒産も増える。

拙著ですが、ちょっとした工夫で資金繰りを改善する方法を記載しています。

この記事が気に入ったら、シェアして頂けると嬉しいです!

Facebookの"イイネ!"をクリックすると、最新の更新情報が届きます!



レコメンド

1
【保存版】無担保・無保証で借入する!その制度融資とは?(利用者の声あり)

起業や開業をするとき、または既に会社を設立している経営者が新規事業を開始するとき ...

2
飲食店経営における管理会計とKPIのキホン

誤解の多いところですが、会計には3種類あります。 その3つの会計とは、財務会計、 ...

3
2018年2月21日共同セミナー開催のお知らせ

 - 倒産情報, 経営管理, 資金繰り, 飲食店経営, 飲食業界レビュー