輸入ワインの仕入原価はどれくらいか?

      2016/11/10



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イタリアワインには格付けがあります。上から順に
・D.O.C.G.
・D.O.C.
・I.G.T
・V.d.T.
になります。

バローロ、モンタルチーノはもちろん、お馴染みのキャンティもD.O.C.G.です。

お店でどのワインを飲むかに迷ったら、とりあえずD.O.C.G.を選べば無難です。ただし、味が口に合うかどうかは別問題です <(_ _)>

さて今日はGW序盤ということもあって、ワインを絡めながら緩い話題でいきます。

国別ワイン輸入量

ワイン(出所:財務省貿易統計,業種別審査事典)

輸入量の単位はキロです。

小売店にいくと、フランス産とイタリア産の商品数が多いことにはすぐに気づくはずなので上位に2つの国が入っていることはなんとなくわかります。

チリやスペイン産のワインの国別輸入割合は10年前に比べると約2倍になっています。

チリ産ワインの輸入量が増えたのは「コノスル」が引き金になったのではないかと勝手に想像してしまいます。

1990年代後半、ロンドンのワイン店とスーパーマーケットの棚を席巻したワインがあった。「チリワイン? ああ、まあ安いしね。」そう思って買った人々は、飲んでみて驚いた。値段からは想像もつかない、熟した果実味と新鮮な香り! 以来、コノスルはすっかり定番商品となり、2001年にはイギリス市場で最も売れたチリワインとなる。

(all aboutより抜粋)

また2015年7月22日のヤフーニュースでは下のような記事がありました。

財務省関税局調べによると、チリワインの2014年の通関実績は前年比17%増の520万ケースとフランスに次ぐ第2位の規模に成長した。

輸入ワインの仕入原価は?

社会人であれば、誰でも会社の懇親会等でビールの後にワインを飲む機会があると思います。

さて輸入ワインの仕入原価は「おおよそ」どれくらいか?

ワインを輸入して発売している上場企業等の開示書類をみれば、ざっくりと原価を把握することができます。

そこで、やまや(証券コード9994)とエノテカ(現在は非公開)の開示書類を見てみます。

やまやの原価率は、82.6%
エノテカの原価率は、53.1%

2つの会社はワイン以外の商品も店頭で販売しているので純粋なワインの仕入原価ではありませんが、参考値にはなります。

また、やまやは低価格路線に特徴があって大型の店舗で大量に販売しているのに対して、エノテカはやや高級感を打ち出していて丸の内などの人気エリアに小型店を出店しているはずです。この2社の特徴が、おおよそ原価率の差に反映されているのではないかと思います。

ただ、やまやはワイン以外の商品も相当数販売しているので、実際はもう少し原価率は低いはず。

ちなみに輸入ワインの仕入原価には関税が参入されているはずですが、ワインの関税はそれほど高くはありません。

俺のフレンチ、俺のイタリアンでワインを飲むとき

やまやとエノテカはワインの小売店ですが、俺のフレンチ、俺のイタリアンで提供されるワインは原価率35%程度と勝手に推定しています。

お店でワインを飲むときは大凡の仕入原価を知っておくと利幅や実質的なサービス料金が容易に想像できて、その店舗の損益がざっくりと計算できてしまいます。

まとめ

やや高級感を打ち出しているエノテカの原価率は、53.1%、リーズナブルに大規模展開しているやまやの原価率は、82.6%だが、その他の酒類・食料品も大量に販売しているやまやのワイン仕入原価率はもう少しだけ低いはず。

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