飲食店の開業前に知っておきたい多額な固定費が導く不安

      2016/03/20



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飲食業やIT業を問わず、開業・起業する際には必ず固定費の存在が頭の中にあるはずです。

経営が軌道に乗る前は、出来るだけ固定費の負担を少なくしたいというのが経営者の本音だと思います。

そこで今回は、固定費に焦点をあて、収益と固定費、利益の関係について図を利用して説明します。多額な固定費はお店の経営を不安定にすることを見える化してみます。

これを読めば、固定費が大きければ利益のボラティリティも増え、経営も安定しないうことが一目瞭然です。

飲食店経営を不安定にさせる多額な固定費

既にご存じだと思いますが、念のため、固定費と変動費について簡単に説明すると、固定費とは家賃や人件費などの売上の有無・大小にかかわらず一定的に発生するコストで、変動費とは食材などのように売上に比例して発生するコストです。

これは、経営者の方であれば誰でもご存じだと思います。

そして売上の増減に対して、この固定費の大小が影響し、利益の振れ幅(増減率)にもインパクトを与えます。

具体的には、売上が減少したときに固定費が多額であれば、利益の減少幅(減少率)は大きくなります。

このことを下の図で説明してみます。

固定費が多額であれば、利益の振れ幅も大きくなる

固定費が多額であれば利益の振れ幅も大きくなり、結果として飲食店の経営は不安定になります。

このことを具体的に説明します。

ケースAの固定費は150、ケースBの固定費は75となっており、ケースAはケースBの固定費の2倍です。なお変動費は売上高の10%とします。

この場合、図1では営業利益がケースAは30、ケースBでは105となります。

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1年後ライバル店の出店によって、売上高が10%減少したとします。

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この場合、営業利益はケースAでは12、ケースBでは87となります。

営業利益の減少幅を見てみると、売上高が10%減少する場合、固定費の多いケースAでは営業利益が▲60%と大きく減少し、固定費が少ないケースBでは▲17%の減少に留まります。

売上が減少した場合、固定費が多いケースAの方が、利益の減少率が高くなります。

このことからもわかるように、売上が減少したときに固定費が多額であれば、利益の減少幅(減少率)も大きくなります。

利益の減少幅が大きいということは、経営が安定しないということを意味しています。

経営を安定させたいならば、ムダな固定費は極力カットすべきです。

ドンブリ勘定だと、いつ転んでもおかしくありません。

まとめ

固定費が多額の場合、利益の振れ幅は大きくなり、飲食店経営は安定しなくなる。

経営を安定させるためには、極力固定費は抑えるべき。

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